本PPPプロジェクトでは、廃棄物処理センターの設計・建設・資金調達・運営・維持管理が実施されます。民間パートナーはプロジェクト資金を全額調達し施設を建設、長期的なパフォーマンスを保証することが求められ、サービスが効果的に実施されて初めて報酬が得られる仕組みとなっています。プロジェクトにより政府は民間企業の資金、専門知識、効率性を活用することができます。この方式では施設の最適設計、適切な建設・運営マネジメント、長期的なパフォーマンス保証等が民間パートナーの投資回収の条件となり民間パートナーの責任・リスクによってなされる為、長期的な視点からより高い成果が見込まれます。
更にこのプロジェクトは、複合的な課題をワンパッケージで解決する為に、この種の案件では類を見ない画期的な事業構造となっています。例えば単独では商業的に実現が困難な既存のVinča廃棄物埋立場の閉鎖も全体の事業に組み込みビジネスモデルが成り立つよう設計されています。
- Vinča埋立場の閉鎖と長期的なアフターケア
- 年間200,000トン以上の建設廃棄物をリサイクル資材へ転換
- 年間最低34万トンの廃棄物を電力・熱へ転換し市民へ供給
- 適切な汚染水処理施設及び埋立ガス回収設備を備えた管理型埋立場の建設